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 ジェロニモネットワーク パンダライブラリー 慣用句の意味

 

慣用句の意味


あ行

揚げ足を取る  相手の言葉じりをとらえてとがめる。

あごで使う  いばった態度で人を使う。

足が出る  予定より費用が多くかかる。

油を売る  無駄話をして、仕事をなまける。

あわをくう  ひどく驚きあわてる。

生き馬の目を抜く  人を出し抜いて、すばやく利益を得ることのたとえ。

息をのむ  ひどく驚いて息をつくことができない。

板につく  仕事や役柄がその人にぴったり合う。

犬も食わぬ  あまりにくだらなくて、だれも相手にしない。

後ろ髪を引かれる  思いきることができず、心残りがする。

後ろ指をさされる  かげで他人から悪口を言われる。

馬が合う  気が合う。

お茶をにごす  いいかげんにその場をごまかす。

折り紙をつける  人物や物を確かだと保証する。

 

か行

顔が広い  付き合いが広い。

顔から火が出る  恥ずかしさで顔が真っ赤になる。

顔に泥をぬる  恥をかかせる。

肩の荷が下りる  責任を果たしてほっとする。

肩を並べる  対等の地位に立つ。

肩を持つ  味方する。

かぶとを脱ぐ  降参する。

気が置けない  遠慮がいらず、気楽に付き合える。

木で鼻をくくる  無愛想に応対する。

木に竹を接ぐ  二つのものが調和せず、釣り合いがとれない。

肝を冷やす  驚いてひやっとする。ぞっとする。

口が重い  言葉数が少ない。無口だ。

口がすべる  うっかり言ってしまう。

口車に乗る  うまい言葉にだまされる。

口を割る  白状する。

首を長くする  今か今かと待ちこがれる。

腰を折る  物事の途中でじゃまをする。話をさえぎる。

 

さ行

さじを投げる  見込みがなく、あきらめる。

さばを読む  数をごまかす。

舌を巻く  非常に驚いたり感心したりする。

すずめの涙  ごくわずかなもののたとえ。

図に乗る  思い通りに進んで、いい気になる。

 

た行

太鼓判を押す  まちがいないと保証する。

高をくくる  たいしたことはないと見くびる。

立て板に水  弁舌がさわやかでよどみない様子。

手塩にかける  自分で苦労して世話をする。

手をこまねく  何もしないでただ見ている。

手を焼く  始末に困る。もてあます。

 

な・は行

二の足を踏む  ためらって、先へ進まない。

二の句が継げない  相手の言葉に驚いて次の言葉が出てこない。

猫をかぶる  おとなしいふりをする。

歯が立たない  相手が強くてかなわない。

歯に衣着せぬ  はっきりとありのままを言う。

鼻であしらう  相手を馬鹿にして冷淡に扱う。

鼻につく  いや気がさす。

腹を割る  本心をさらけ出す。

非の打ち所がない  欠点がない。

筆が立つ  文章を書くのがうまい。

ほぞをかむ  後悔してもどうにもならないたとえ。

骨が折れる  手間がかかり、とても苦労する。

 

ま・や・ら・わ行

耳が痛い  自分の欠点を言われて、聞くのがつらい。

耳にたこができる  何度も同じことを聞かされ、うんざりする。

耳をそろえる  金額を不足なくそろえる。

身を粉にする  苦労をいとわず、一生懸命働く。

虫がいい  自分の都合ばかりを考え、ずうずうしい様子。

胸をなで下ろす  心配が解消して、ほっと安心する。

目が高い  物事を見分ける力がある。

目から鼻へ抜ける  非常にかしこい。抜け目なくすばしこい。

目に余る  あまりにひどくて見ていられない。

横車を押す  道理に合わないことを無理に押し通す。

 

 

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