大学受験/志望理由書の書き方
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小論文の書き方 @


=== はじめに ===

 インターネットで『小論文の書き方』に調べた君は、どんな悩みを持っていますか?もちろん、人それぞれ悩みがあると思いますが、まず、自己診断をしてみましょう。

 文章そのものが書けない人。
 国語の成績が良く、作文でも評価されているのに小論文になると書けない人。

 どんなパターンでしょうか?

 文章、そのものが苦手と言う人も、よくよく考えてみると、友人たちに出す手紙は非常に上手だったりします。

 では、なぜ書けないのでしょうか?
 それは、ズバリ!書く内容に困っているからです。

 文章を書くには、書く技術以前に、書く内容がなければ書けません。よく、大人たちでさえ文章が書けないと悩むことがありますが、文章を書くことなど、実は簡単なことなのです。それにもかかわらず書けないというのは、文章以前に、頭の中に何もないというのが現実でしょう。あるテーマを出題された。ところが、そのテーマについて、日頃、何も考えたことがない。そんな人に文章など書けるわけがありません。日頃から『思考』して、自分の考えを持っている人間なら、すぐに書くことができるのです。つまり、小論文が書けないと悩む圧倒的多数の受験生は、そのテーマに関して書く内容、すなわち、中身がないだけなのです。


小論文はいかに原稿用紙が美しく使えるかなど聞いていない!

 時々、必死に原稿用紙の使い方の練習をしている人がいます。そして、文章表現を一生懸命に練習する人がいます。後述しますが、実は、こういう人たちは小論文を『国語の一部』ととらえてしまい、短い時間でなんとかなると思いこんでしまっている人たちです。
 小論文の試験とはどのようなものでしょうか?
 まずは、そこから考えてみましょう。

まず過去問を見ろ!!

 宣伝をするわけではないですが、毎年、河合塾から小論文問題集が発売されます。それを読んでみましょう。すぐに私が言いたいことがわかると思います。

 日本語や国語のレベルではないのです!

 日本語で書かれているにもかかわらず文章が全く読めない、これは決して国語力の有無が問題なのではありません。百聞は一見に如かず。とにかく見てみましょう。

 また、日本語どころか課題文が全て英語で、その内容も『医学論文』だったり『中東情勢とイスラム世界』だったりもします。このような次元に至って、まだ小論文は国語の分野だといえるでしょうか?はなはだ疑問です。その内容・形式は、学部学科によって非常に多様で、千差万別です。

 


小論文の先生

 小論文を教える先生は、大きく2つのパターンに分けることができます。1つは国語型小論文先生】で、もう1つは【専攻型小論文先生】です。

 1つ目の【国語型小論文先生】は、文字どおり「小論文は国語の領域。」と定め、文章要約、及び、論述力を中心とした指導を行います。もう一方の【専攻型小論文先生】は、課題文に合った指導をして行きます。

 また、これらの先生方が書いた参考書も非常に面白いです。

 【国語型】の先生は、本当に【国語】していて、「自分の意見など書かず、課題文が出たら、まず要約。そして、新聞で読んだ意見などを自分の意見として書くのだ。」と主張する先生もいらっしゃいます。つまり、『思考するな』と主張するのです。

 これに対し【専攻型】の先生が書いた参考書は「これからは個性の時代だ。自分でものを見て、自分で考え、自分で判断する時代だ。」と主張し、時事一般から、専攻に対する基礎知識、背景知識を紹介しています。読むだけでわかりますから、ぜひみなさんも注意して選んでみましょう。

 では、私は?

 私は後者の【専攻型小論文先生】を支持します。

 言わずもがなですが、国語型先生の指導ももちろん必要です。作文・小論文を書く上で、論述力を無視するなど決してできません。しかし、国語型の先生は、高校生の学習内容をどれくらい理解しているのでしょうか?

 国語型の先生が言います。

 「小論文を書くのに専門知識は要らない。何せ高校生が解くのだから。」と。

 もちろんその通りです。私も異存はありません。しかし、この先生は高校生の学力というものを知っているのかどうか、はなはだ疑ってしまいます。

 その国語型の先生に、高校で教える政治経済の試験をやらせてみましょう。いや、小論文の先生ですから、政治経済を土台にした法学部、ないしは政経学部のAO入試の課題でもやっていただきましょう。恐らくできないでしょう。別に『ドラゴン桜』ではありませんが、ぜひ『試験』をしてみたいものです。

 本当にあった話です。AO入試で、化学の小論文を書いて提出する課題を出された学生がいました。そこで、彼が書いた小論文を、私のところへ持ってきました。そして、一言「落ちるよ。」と言うと、「なぜですか?学校の先生は大丈夫だといいました。」と半分怒りながら食って掛かってきました。そこで「国語の先生に見せたんだろ?」と言うと「そうだ。」と言いました。そのとおり。確かに論理はできあがっていました。しかし、肝心要の中身が疑問の残るものだったのです。文系の私ですら疑ってしまうような話を例示し、突拍子もない結論へと繋げていたのです。そこで「なら、化学の先生に読んでもらえ。」と言ったところ、数日後に青くなって私のところへ戻って来ました。化学の先生も全く同じことを言ったそうです。

 一般の高校で学習する内容は、一般人から見れば非常に高度です。よく言われるとおり高校の物理の知識で原子爆弾が造れるのですから、激しく難しいのです。国語の先生にそれぞれの分野の内容的説明は難しいです。つまり、国語の先生の及ぶ範囲はあくまでも『作文力』であり、大学受験の『小論文』全般には届かないのです。

 また、中身よりまず国語力をつけさえなければならない程、高校生の学力は低い、という主張もあります。これは私もまったく同感です。そういう場合は、まず国語力でしょう。

 そこで、私も申し上げます。

 小論文試験に専門知識は要りません。高校生の学力で充分です。しかし、その高校生の学力が難しいのです。また、背景的知識を高等学校で学ばなければ、国語の文章すら読めません。しっかりと学習して下さい。

 

 以上の理由から、おおよそのことが分かったと思います。小論文なんてギリギリでも大丈夫と唱える先生がいたら要注意です。その先生は小論文に関して何も知らないし、大学入試レベルの小論文を解ける実力など持っていないでしょう。

 英語や数学、国語の実力を上げるのに長い時間努力が必要なのは誰でも知っているようですが、小論文も同様に、いや、ある意味学科試験以上に、努力が必要なのだということは意外と知られていないようです。

2015年

 

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