AO入試対策
大学入試は学力を点数化し合否判定するだけでなく、知識の量よりも思考力や創造力溢れる人材を積極的に受け入れるようになってきました。(…というのはタテマエなのだが)こうした動きの中で伝統的な入試とは根本的に違って、原則としてペーパーテストではなく、書類審査と面接にじっくり時間をかけて、あらゆる角度から受験生を評価しようと言うのがAO入試です(…というのもタテマエで、理想的なAO入試が実現できるのは、やはり偏差値上位大学くらいです)。
ポイントT
AO入試では志望者の未来が大切だと書きました。つまり、まず何より『この大学に入って勉強してみたい』という強い希望が大切です。そして、大学側は『周囲によい影響を与え、将来優秀な人材になってくれそうな人物』を欲しがっています。つまり、『入りたいと本気で思っている』受験生と『優秀な学生に入学してもらいたい』大学が、お互いに話しあって合格を決める入学試験がAO入試なのです。
ですので、AO入試を希望する受験生は、まず、何が何でも大学の入試説明会やオープンキャンパスに参加し、志望大学のことをしっかりと理解する必要があります。
→ 特別選抜入試【オープンキャンパスへ行こう】参照
ポイントU
選抜方法のページにも書きましたが、選抜方式には『選抜方式』と『確認方式』の二種類があります。また、大学採点官から『AO入試は学力が不要だという印象を与えているが、大きな問題点だ。やはり最低限の基礎学力と自己を表現する能力は高校で身につけてきて欲しい』という、あたりまえの声も聞かれます。そこで、中には成績条件を設ける大学もあります。
学生減の影響が大きい中堅以下の大学では、AO入試で学生をできるだけ集め、推薦入試、一般入試で調整すると言う大学もあります。その結果、AO入試の特徴が曖昧になってしまっているのも事実です。
ポイントV
『面接』のページでも詳しく紹介しますが、AO入試の願書をよく見て下さい。実は、AO入試で実施される面接試験は『面接』ではなく『面談』となっています。それもそのはず、面談の場合、面接時間が推薦入試と比べ非常に長く、1〜2時間の場合がほとんどです。つまり、AO入試の面接は一方通行的な質問→返答ではなく、大学の先生と会話し、人柄を見させてもらうといった性格を持っています。
推薦入試の面接→品定め AO入試の面談→戦い!
また、セミナーや体験授業等実際に大学の授業を受け、自分の意見を発表したり、レポートを作成し、さらにそのレポートをもとに面接といったような、AO入試ならではの試験を行うのも特徴です。
ポイントW
さらに、AO入試の倍率を見てみましょう。かなりの大学で倍率が1.0倍となっています。つまり、エントリーされればほぼ合格するといった勘違いをしてしまいます。実は、この倍率は最後に行われる本試験の倍率であって、AO入試の場合、本試験までの課程で不適格な学生が落とされてしまう、といったカラクリがあります。つまり、最後の本試験直前に『内定』通知が出され、本試験など単なる儀式に過ぎないのです。
学生減の影響が大きい中堅以下の大学では、AO入試で学生をできるだけ集め、推薦入試、一般入試で調整するという大学もあります。その結果、AO入試の特徴が曖昧になってしまっているのも事実です。
このように考えてくれば、AO入試というのは推薦入試とは一味も二味も違っていて、それ相応の対策を練らなければならないということが分かります。
2006年 須藤道
くどいようですが、志望大学のパンフレットを穴が空くほど読んで、アドミッション・ポリシーの確認や、志望大学ならではの特徴をしっかりと確認しておいて下さい。
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大学別 AO入試対策
本当でしたら、大学別にAO入試サイトを開きたいところですが、こちらのサイトは私一人で管理しています。物理的に厳しく、たとえ書き終えたところで、その頃には傾向やシステムが変わってしまうようなのがAO入試の制度ですので、事実上、不可能です。そこで、参考までに以下を紹介します。
Z会さんです。
Z会 大学受験コース
こちらさんの会員専用ページには、これまで大学の特別選抜入試・AO入試を受験した会員学生たちの大学ごとのアンケートデータが掲載されています。AO入試・面接で質問されたこと、小論文の問題、大学から出された課題とそれに対し提出した解答、合格までに気をつけたこと等々。私の予備校だけでなく一般の高校でもデータをとるほど情報収集に余念がないのが特別選抜入試・AO入試です(私も助かったりした)。予備校へ通う余裕はないけど全く情報がないのも苦しいという受験生にはちょうど良いと思います。
ただ、すべての大学学部の情報を網羅するのは難しいので、マイナーなところは抜けているとのことでした。
どのコースがどうだったかは忘れてしまいましたので、資料をもらうなり問い合わせるなりしてみてください。
2012年