英語長文
速読方法
何年か前に予備校の同僚から「英語のスラッシュ読みって御存知ですか?」と、オマエに知るわけないだろうみたいな、さももったいぶった言い方で聞かれたことがありました。
そのとおり!当然、何のことかわかりませんでした。
むかつくという以前に、自分が知らないことは正直に相手に尋ねる性格から、最初から最後まで、興味津々で聞きました。しかし、よくよく聞いてみると、何のことはない。英語の速読SIM方式でした。
この方法は、英語長文を速読するために日本語の構造から離れ、英語の語順で内容を速読して行こうというものです。
今でこそ『スラッシュ読み』なんぞで呼ばれているようですが、私が受験生だった(センター試験がまだ共通一次と呼ばれていた)頃、SIM方式と呼ばれ一部の受験生に大好評でした。何をかくそう当時の私もその受講生でした。38万人の1人です(宣伝文句で偏差値が80を超えたと書いていますが、さすがに無理でした。せいぜい76でした、って嫌味じゃなく努力の証だよ)。
英語の長文があります。これを一文一文を区切るのではなく、句や節などで区切り、返り読みすることなくそのままの語順で翻訳していく方法です。日本語の語順そのままの思考から英語的語順の思考へと変えようという方式です。
その時線を引いて区切るから『スラッシュ読み』なんぞと名を変え(?)、広まっているようです。私が塾屋新人だった頃この方式を提案し、誰からも相手にされませんでしたが、たいした出世ですね(笑)。
しかし、注意しましょう。
非常に優れた方法ですが、練習しなければ意味がありません。
私も受講した際、一生懸命練習しました。今でも覚えています。
『はろぉぉまいすちゅぅぅでんつ・・・・・・まいねぇぇむいず、だぁぁんうえのぉぉ・・・。・・あっとぅ じ えっじ。・・・はしにですね?・・・・しむほーしきでは・・・』外国人先生の独特の発音で(すみません。最近、そうではないようなことを知りました)説明がテープから流れてきます。それを聞きながら長文の『区切り』を確認します。
そして、それだけでは意味がありませんから、その後、ネイティブが普通に読む声とともに英語長文の『白文』を見て、意味を頭の中で確認しながら読んでいくのです。それを繰り返し、速読力をつけていきます。
また、時々、生のスピーチなどが教材になったりしていて、しばしば感動していました。
『あ〜いむはっぴ〜 とぅ じょぉぉいぃんうぃずゆぅとぅでい!』
キング牧師のスピーチは泣きました。
今でもやっているのでしょうか?
とにかくすごい方法です。
もともと英字新聞なんかをスラスラ読んでいるような英語の達人なら誰でもやっているような、いや、この方法をやらないと読めない、そんな方法です。(【SIM方式についてはこちら】:ひえぇぇぇ!!!ダン・上野先生が(写真で)出ている!!!…こ、こんなおっさんだったのかぁ(失礼)。声からは想像できません(もっと失礼)。)
確かに、私のHPやBlogでアフィリエイトの広告収入がありますが、別にこの会社からお金をもらっているわけではありません。また、別に『受けろ』というわけでもありません。
けど、断言します。
このやり方ができなければ鬼のように長い大学入試英語長文を読みこなすことはできないでしょう。必ず身につけて下さい。
そして、理屈だけではなく、必ず『練習』を繰り返してください。
あまりにすごい、目から鱗が落ちるような発想ですから、前述の同僚のごとく『俺はすごい方法を知っているんだ』って気になっちゃいますが、理屈だけ覚えて自分では長文を速読できないようでしたら、ただの『サル真似』でしょう。受験生がそういう『サル』の真似をしていては合格はおぼつきません。まぁ、見方を変えれば、たとえサル真似でも、名を変えて一人歩き(?)するほど、優れた方法だということの裏返しでしょうが。
ぜひ一度、その扉をたたいてみてください。
● SIM方式 英語会話 (これは英会話版ですね)
間違っても、先生に「先生のそれはサル真似ですね?」とか「なら、その方法で、このジャパンタイムズを速読して翻訳して下さい。」とか言ってはいけません。嫌われて内申を下げられるだけでしょう。
|