提督の決断

※「提督の決断」は、株式会社 光栄の著作物です。

　このゲームで何度も徹夜をしました。ただ、このゲームをテレビゲームでしか知らない方には『くそゲー』呼ばわりされていたようです。このゲームはパソコンでやるために作られたようなものでしょう。

　私がやったのは、これまたマニアックなＸ68000シリーズというパソコンです。しかも、そのパソコンのモニターとして当時最高峰だった２１インチモニターを買い、プレイしていました。

　１人でプレイする時は必ず新型爆弾の完成を急ぎました。

　やったでしょ？

　ちなみに全ての都市を『０』にしたこともあります。
　テレビゲーム版ではなかったようです。

　私の戦略は、全戦力を持ってハワイに集中攻撃をすることです。
　その際、全潜水艦を１つの艦隊に集結させ、まずは捨て駒としてハワイに突入させることです。航空兵力の力も分かりますし、思いきり効果的で、そこそこ数を減らすことができます。当然、それと平行して、航空兵力で空撃も行うのですが、その際の編成は、全て爆撃機・攻撃機とします。護衛の戦闘機？んなもんは要らん！

　そして、その後、主力艦隊を犠牲を無視して突入させます。
　激しい死闘を展開します。
　けど、その後、まごまごしているうちに兵力が増強されてしまうことを考えれば、ミッドウェーだの南方だのチマチマいっていられません。

　これが日本軍でプレイする際の醍醐味です。

　…で、ハワイを攻略してしまうとゲームは終わります。

　また、アッツ島のみを母港として残して、そこからプレイヤーチェンジをして再開したこともありました。まぁ、そこまでやるとほとんどが新型艦船の艦隊になっていましたが。

　…って、できるんです。死ぬほど暇でしたら、やってみて下さい。

　あまりの出来の良さに、友人と対戦をしました。
　四角いちゃぶ台の上にマシンとディスプレイを置き、座布団を敷いて並んで座り、胡座をかき、段ボールで作った壁で仕切り、相手がコマンドを入力している際は壁で見えないようにし、こちらがコマンドを入れる時はその逆で…。それの繰り返しでプレイしました。

　前述、日本軍でプレイしたときと同様、友人と対戦する時も無謀の極みです。連合軍でやったのですが、私の場合、イギリス東洋艦隊を捨て駒として呉へ突入させます。呉港での艦隊戦です。迷わず東洋艦隊を捨て駒として呉へ突入させました。

　戦術までいちいちコントロールしていたら鬼のように時間がかかってしまい、次回に続けたところでいつまたこんな無謀な遊びができるか分かったもんじゃありませんから、必ず『委任』モードにして遊びます。

　つまり、戦闘中は指を咥えて見ているだけなのです。
　常識的に考えればそんなことしませんよね？
　けど、所詮ゲームですし、お遊びですから（爆笑）。

　結果ではありません。
　こういうのって、どれくらい相手の度肝を抜いたか、どれくらいスカッとしたかで勝敗は決まるもんでしょ？勝ち負けにこだわるなんて遊びじゃない。まぁ、自分の空母が片っ端から『パギャーン！（Ｘ68シリーズはＭＩＤＩ音源と録音された音も出ました）』では頭にも来ますが。

　もちろん、プリンス・オブ・ウエールズ、レパルスをはじめ、全て撃沈されましたが…。

　そして、何と言っても最高に燃えたのは、航空技術力を限界までアップして開発した『新型ジェット』でしょう。

　これを艦載機として搭載するには、大改装が必要ですが、完成と同時に、全空母に配備しました。この時の制空権争いは熾烈を極めましたが…。　

　このゲームをやるころ、既にＸ68000は完全に落ちぶれていました。仕方なく、職場の人間から買ったＰＣ９８０１シリーズでシコシコやりました。

　感想は…。いまいちでした。評価に関しては他のサイトの方がマニアックです。

　会議がむかついただけのシロモノでした。

　こいつで燃えたのは、提督でした。自作の提督を作って戦いました。

　ただ、こいつもあまり記憶がありません。

　やはりこいつでしょう。

　こいつはかなり燃えました。

　一作目を徹夜でやりあった友人の話では『アクション系はあまり…』でしたが、私はかなりやりこみました。

　ぜひお試しいただきたいこと。

　それは、１つの艦隊を１６隻全て潜水艦にしましょう！

　私は『いわし部隊』と呼んでいました。

　誘導魚雷が完成すれば尚破壊力を増しますが、そんなもん待つまでもありません。開戦当初から、ガンガン実戦投入しまくって、ガンガン突入させましょう。

　快感です。

　作戦海域に切り替わって委任すると、索敵のために潜水艦がバラバラに広がります。夜間だったりすると画面いっぱいに広がって行く潜水艦が蛍のように映ります。

　そして、敵艦隊発見の報を受けると、一斉に獲物に向って移動を開始します。

　それがまた愉しい！！

　正に、イワシの群れが一斉に巨大魚へ向って突き進むようです。

　ただ、あまりの生還率の低さに、密かに『回天』と名づけたりしていましたが。

　※「提督の決断」は、株式会社 光栄の著作物です。

総員、砲雷撃戦用意！

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