〜 起源 〜
日本語学校支援システム『Hope and Liberty』
事務画面
青い部分をクリックすると、こちらの事務(メイン)画面が表示されます。構成は『閲覧』画面と同じですが、右側のスイッチの数が増えています。それぞれの項目のスイッチを押すとそれぞれの画面が表示され、そこでそれぞれの作業が出来るようになっています。
全てを載せると大変なので、ここでは以下の画面を紹介します。
学生個人データ
学生の個人データ管理画面です。画面をクリックすると拡大した写真が表示されますので、見にくかったらクリックして下さい。尚、個人情報なので、モザイクをかけてあります。
それぞれ文字が表示されている部分、実はクリックすると一覧画面に変更されるようになっています。例えば、名前の項目をクリックすると、在籍する学生の名前が全て表示されるようになっており、国旗をクリックすれば在籍学生の国籍が一覧で表示されるようになっています。一括入力管理などでは楽なのですが、誤ってクリックした場合を考え、制限がかけてあるのは言うまでもありません。
この画面の最大の特徴は、右側中央『ここに学生の状況が〜』の部分です。ご覧いただけるように、4項目が表示されるようになっており、それぞれ『ビザ』『学費』『寮費』『出席率』に関する警告が表示されるようになっています。これさえ見れば、普段、授業に入っていない事務局員でも、嫌味のひとつでも言えるようになってしまいますね(笑)。基本、様々なデータと照合してこの欄に警告が表示されるようになっています。
ビザに関しては在留期限と閲覧したその日の日付、学費に関しては学費ファイルの支払い状況とリンクし、寮費、出席率等も同じように、各担当者が入力したデータを読みこんで表示されるようになっています。
前頁でお話ししたとおり、未だネット社会が発展していない頃でしたので、それぞれのファイルを独立させ、なお且つ、別々のパソコンに保管していました。ダイヤル回線主流でギガが夢の時代でしたので苦肉の策と言えるでしょう。ですので、今、このシステムを立ち上げると、当時の設定のままで、様々なファイルを読みに行き、読みに行った先にファイルがなく、めちゃくちゃな表示となっています。ただ正確なのは、生年月日と今日の日付にリンクした年齢、そして、ビザの期限と今日の日付がリンクした警告くらいなものです。年齢を見ると、みんなオジサンオバサンになっていますね(笑)。また、在留期限が当時のデータのままなので、(右一番上のボカシが赤文字になっているとおり)全員『不法滞在!』の警告が表示されてしまいます(苦笑)。
あくまでもサンプル画面ですので、現実とは一致していません。
(一覧)
書類関係
見たことある書類が出ていると思いますが、青字で印刷されているフォーマットは背景です。こんな感じで印刷前のプレビューを見ることが出来ますが、良く見れば分るとおり、予め入力したデータに従って、黒字の部分が印刷されるようになっています。これは申請書(2000年版)@ですが、同じように3枚の書類に印刷できるようになっています。
また、これ以外にも申請に必要な翻訳書類等、ファイルメーカーに入っており、日付や名前等が表示されて書類が完成するようになっています。申請に必要な書類の指定項目をエクセルに片っ端から打ちこんで行き、それを一気に『ファイルメーカー
』へインポートした段階で、入力ミス、矛盾点がチェックされるようになっています。例えば、最終学歴の学校名が各項目にインポートされた際、矛盾が生じたり、書類発行日が4月31日になっていたりした場合、チェックが入り、書類と照合できるようになっています。難しそうに見えますがプログラム(関数、公式)自体は簡単で、一度、作ってしまうと非常に重宝しました。ただ、カタカナ・アルファベットの半角全角、国名(中国・中華人民共和国)等、入力段階で統一しておかないと手間が増えてしまうと言う経験もしましたが、そこらへん、『エクセルのVBA
』を使えば解決出来そうです。
その他、入学後、事務方で必要になる書類も全て事務画面で出力できるようになっています。
これが『ファイルメーカー
』を使った『Hope and Liberty』事務画面です。
『起源』最後に、教務画面を見てみましょう。
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