まえがき
この間、受験の研究とネタ集めのため、本屋へ入りました。
大きな参考書コーナーがある大きな本屋でした。
ただ、行く時間を間違えたようで、一般の高校生たちの下校時刻と重なり、学生だらけでした。1人2人の高校生なら別に構わないのですが、集団で来ている連中が多く、混雑していました。そのような場合、普通なら他へ行くか日をあらためるのですが、時間を潰す関係もあり探したい本もありで、結局、高校生に混じって本を探していました。
そして、たまたまあるコーナーに居合わせた女子高生たちの会話を耳にしてしまいました。
☆「…って、やっぱ予備校とか行かなきゃ駄目でしょう。」
○「うん。私、夏期講習、やっぱ考えようかなぁ。」
☆「うん…。うちは駄目だってぇ。」
○「なんでェ?」
☆「お母さんに言ったら“うちにそんなお金、ありません!”だって。怒られちゃった。」
□「うちもぉぉぉ。けど、もう私は専門学校にしたからいいの。」
○「そうなのぉ?」
☆「バイトしよっかなァァァ…。」
…云々。
一字一句同じなんてことはありませんが、こんな感じの3人の女子高生の会話でした。
それを耳にして、懐から名刺を出し、「君たちなら特別にタダで教えてあげるよ。」なんてやろうものなら、そこらへんの可哀想なスケベおやじと一緒にされて、店員に警察を呼ばれるでしょう(笑)。これじゃぁ、女子高生のスカートの中を手鏡で覗こうとしたW大経済学博士の某教授と同じじゃん。
ただ、無性にかけたかった言葉は、
「予備校なんて行かなくたって、大学に入れるよ。」
…でした。
現在、日本は物質的に豊かになり、大量生産・大量消費を繰り返す消費社会です。すべてができあがった定常型社会です。そして、何より資本主義社会です。
そのため、常に商品やサービスを生産しつづけ、消費しつづけなければ社会が成り立ちません。しかし、物質的豊かさの中で必要なものは、ほとんどの人々に行き渡ってしまいました。そこで、企業は必要でないものも売り始めたのです。
私は、その話の良い例として『ダイエット』と『お受験』をあげます。
『ダイエット』なんて非常に簡単なのです!パンダ村のパンダ教会『ヤセルの教え』で冗談半分に書いていますが、『食事量を管理し、運動すれば必ず痩せられる』のです。当り前ですよね?ただし、これをするには激しい根性(モチベーション)と気合いが必要です(私はこれらを『情熱』と呼ぶ)。その心理を巧みに突いて、企業やら会社が誘惑してきます。『こうすれば簡単に…』『これで絶対…』『ダイエット○○!』などなど。…そうです。それに消費者が負け、ついつい金をかけてしまうのです。
では、『お受験』は?簡単です。当り前でしょ?志望校に入りたければ『勉強すればいい』だけです。なんでお金をかけるの?そりゃぁ、問題集を買うにもお金が必要ですから、ある程度の出費は必要です。何かを始めるには必ず金はかかるものですから。けど、必要以上に金をかける必要なんてないのです。これもまた、消費社会による影響でしょう。
ただし!
予備校やら受験産業にどうしても勝てないものがあるのも事実です。予備校関係者だから言うのではありません。『膨大な情報と、受験に関するノウハウ』…。これだけは、一個人でなんとかできるものでもありません。受験産業が数十年かけて培ったものがあります。
だた、情報なんてのは調べれば分かりますし、模擬試験を受ければついてきます。問題は、やはりノウハウでしょう。極端な話『勉強の仕方』から教えなければ、問題集を手にしたところで無理な話なのです。自分で工夫できる受験生なら、放っておいてもやって行けるのですが、周りに左右されやすい若い受験生たちには厳しいものがあります。
キャッピキャピの“みにすかじょしこおこおせい”たちが教えてくれました。
このホームページの使命を。
そうです!!
パンダ高等学校では、更新用ブログも含め、予備校へ行かずとも大学へ合格できるようなノウハウを公開していきます。
「お母さんに言ったら“うちにそんなお金、ありません!”だって。怒られちゃった。」
…という高校生、夢を捨てるな!!パンダ高校が応援するぞ!!
2017年
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