
論理的文章の書き方
一文一文が流れなければならないことが分かりました。段落は、パラグラフライティングが大切だということが分かりました。
では次に、論理のお話を見ていきましょう。
まず、論理的文章を書こうとした時、ただ思いつくままにだらだら書いてはいけません。それは文章と言うよりは単なる吐き出しで、誰も読みたくありません。 論理的文章を書こうとしたら、まずはじめに文章の構成、設計図を考えましょう。
どのような内容で書いていこうかな?
どんな順番で書いていこうかな?
こんなことを考えてください。
そして、その書く順番とは、自分の意見を上手に相手に伝える順番でなければなりません。特に論理的文章は、自分の意見を相手に伝えるのが目的ですから、上手に相手に伝わり、且つ、納得してもらえるような順番にしなければなりません。
その順番の最も有名な、代表的なものが『起承転結』なのです。
起承転結で書こうとした場合、それぞれの部分、起の部分、承の部分、転の部分、結の部分に何を書こうか考えます。そして、それぞれの部分に何を書くのか決まったら、前頁のパラグラフライティングを使って書いていくのです。
起:パラグラフ・ライティング |
↓
承:パラグラフ・ライティング |
↓
転:パラグラフ・ライティング |
↓
結:パラグラフ・ライティング |
どうですか?難しいですか?
また、書いていく順番は、その他、いろいろな順番があります。『序論・本論・結論』なんて順番も有名ですよね?
どのような順番で書いていくかは各自の自由です。 けど、それぞれ一文一文が、段落と段落が、流れていかなければ論理的文章とは言えません。
小論文が書けるということは、読解力向上にも大いに役立つわけです。なぜなら、現代文で出題される文章の著者と同じように文章を書こうとするからです。