大学受験/志望理由書の書き方
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法学系学部


自分が生活している社会の現実に真っ向ぶつかる

 

  ◆求められる資質

    具体的な事象を抽象化しうる柔軟で強靭な論理的思考力を持つ人。

    多様な現実社会に対して興味と関心と問題意識を持つ人。

 

 

大学 経済学法学部

 私は死刑制度に反対です!

 凶悪な殺人事件や、大量殺人事件、通り魔殺人等々、現在の社会には普通では想像もつかない事件が起きています。そんな事件が起こるたび、マスコミはこぞってワイドショーで報道し、犯人の残虐性を強調し、被害者のプライバシーをさらけ出して涙を誘い、視聴率を稼いでいます。そして、それらの事件に対する司法(裁判所)の判断にコメントを加え、視聴者の不満を煽り、さらに視聴率を稼いでいます。それに煽られた視聴者たちは、司法(裁判所)への怒りを表します。
 そう。
 奥さんが強姦され、赤ん坊である娘を床にたたきつけて殺されたサラリーマンの事件など、良い例でしょう。なぜ『死刑』にしないのか、と。

 さて、ここでじっくり考えてみましょう。
 私は裁判所の判断は誤りではないと思います。

 日本は民主主義の国で、民主主義の国には『三権分立』という制度があります。これは中学校の公民で学習する項目なんですが、法律を作る人(立法権)、その法律に基づいて政治を行う人(行政権)、その法律に基づいて裁判を行う人(司法権)、これらの権力が独立し、分立するという制度です。
 この『三権分立』を知識として丸暗記することはできても、その中身を知り、社会生活に生かせない人々が、この司法への不満を口にします。

 そうです。

 司法(裁判所)は完全に独立していて、いかなる権力の干渉も受けてはならないのです。
 つまり、裁判官は、法律に基づいて、六法全書に書いてある文章と凡例を照らし合わせて、論理的に思考した結果、判決を下さなければならないのです。

 時々、『恋愛経験もろくにない人間が離婚裁判の判決を下すなんて。』 などと言うことを口にする人がいますが、大間違いです!!

 

 裁判所に限らず、法律事務所や大学の法学部キャンパスなどで目にする像があります。
 正義の女神『テーミス』の像です。
 極一般的なテーミスの姿を観察してみましょう。
 右手に剣を持ち、左手に天秤をかざし、蛇を踏みつけています。
 剣は力を、天秤は公平なジャッジを、蛇は邪悪を意味しています。
 そして、よく見てください。
 彼女、目隠しをしているのです。

 この眼隠しこそ、司法権の取るべき立場なのです。
 裁かれる者たちを見た目や社会的地位で判断することなく、余談や感情に左右されることなく、公平な裁きを行う、これが『正義』です。

 

 三権分立と言うと、すぐに言われるのが、行政権からの干渉です。引き合いに出される例も、児島惟謙が主でしょう。しかし、それだけではありません。世論や一般大衆の声からも独立していなければならないのです。

 『こんな奴、ブッ殺せ!!』

 こんな風に、どんなに世間が大騒ぎしても、司法権は目隠しをし、法律の文面と判例とを照らし、公平な判決を下さなければなりません。

 

 それが『三権分立』です。

 

 そんなに人を殺したければ?
 そういう法律を作ってもらうしかないでしょう。
 『駅前に自転車を放置したら死刑』という法律を作れば、裁判所もそれに従って死刑にしてくれます。けど、その法律を作るのは立法権を持つ、我が国唯一の立法機関、すなわち、国会にお願いするしかありません。もっとも、そんな法律を作ろうものなら、憲法に照らし合わせ、裁判所が違憲立法審査権を行使するのは言うまでもありません。

 

 残虐な事件が起こると、その加害者の過去が暴かれ、被害者のプライバシーまで暴かれ、全く関係のない視聴者たちが己の欲望を満たすため、声を高めます。それは社会正義などとは全く無縁な、視聴者たちを満足させるためだけの声にすぎません。その証拠に、視聴者たちの不満が残るような判決が下されると、すぐに司法権を叩きます。

 死刑を声高に叫ぶ人たちが、如何に間違っているのか、よく分かるでしょう。

 

 こんなこと言うと、『なら、お前の恋人が殺されたりしたらどうするんだ?』などと、これまた人を小馬鹿にしたような態度で嘲笑してきます。

 本当に馬鹿ですね(嘲)。

 もし私の大切な人が殺されたら?

 まず、マスコミに自分の大切な人が殺された経緯や状況をリアルに報道されたくはありません。いったい、何の権利があって、こんなことを公表するのでしょう。他人の不幸を見て喜びたい視聴者のニーズにこたえているにすぎません。
 当然、その犯人に復讐するでしょう。
 私の性格だったら、怒りにまかせて犯人の親族、3親等全てを殺してしまうかもしれません(笑)。人間の味わえる苦痛という苦痛を味わわせて、時間をかけて死に至らしめ、その一部始終をビデオで撮影し、その映像をネットで配信するかもしれません。犯人は最後の最後に殺します。これまたじっくりと時間をかけて。
 そうです!
 公権力に復讐を依頼するほど、私は腐っていません(嘲)。
 日ごろ、政治家や政府、公権力を馬鹿にし、頼りにならない、と口にする人間ほど、やたらと公権力をあてにするものです。そんなみっともないマネをするほど、私は落ちぶれていません。

 これが人間としての普通の反応だと思います。だからこそ、ハムラビ法典が歴史に残っているのですが…。

 

 もちろん、そのような『復讐』をした私自身、裁かれないような社会ほど恐ろしいものはありません。この復讐で私が逮捕されようものなら裁きを受けるのは当然のことです。けど、私は逮捕されるつもりはありませんし、たとえ逮捕されても、必死に脱獄を試みるでしょう。

 けど、もっと良いことは、このような復讐を生む犯罪が起きないよう、予防策を考えることです。

 その予防策を考えることこそ、社会をよくする行為に他なりません。
 そのような意識のことを『市民意識』と呼ぶのです。
 決して、他人の不幸をしり、その犯人への復讐心を燃やし、もっともらしいことを口にすることで格好つけたがるような精神とは全く違う意識のことです。

 


 大学入試の多様化時代を迎えて、大学が求める人材も様々です。志望大学・志望学部などと情報収集は欠かさずに行いましょう。まずは志望大学のパンフレットを穴が空くほど読んで、その大学の個性や特徴を知っておくことが必要です。また、志望校以外のパンフレットを読むだけでも勉強になります。
 以下のようなサイトからガシガシ取り寄せて、あれこれと勉強してみてください。必ず新しい発見があるはずです!!

リクルート進学ネット


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法学系学部志望者のための課題図書

 

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